流行の話です。ただし、単なるファッションのような流行りとは違います。もっと、大きな流れであり、あらゆる人に多大な影響をもたらす何か。ベストケンコーのビジネスモデルから「個人によるビジネス参入」の流行を紐解いてみましょう。 そもそも、ベストケンコー(Bestkenko)が何をしているかというと、個人輸入の支援です。個人の力だけで海外から物品を輸入するのは簡単ではありません。手続きが複雑で、そもそも言語の壁もあります。だからこそ、ベストケンコーのサービスが成立しているのです。それでも、これがビジネスとして機能するためには、もう一つ大事な要素が必要です。そう、それが需要です。実際に、海外から物品を購入してみようと思う人がいなければ、このサービスは成立しないことになります。 ここで流行の話になります。上記のように、需要が欠かせない訳で、事実として、現代社会には何かしらの理由で「海外からものを輸入したい」と言う需要が存在しています。そして、その願望は、企業からでなく、個人から出されているものです。これこそが大事なポイントです。一昔前では、考えられませんでした。個人が、あらゆる業者をバイパスせずに済むようになっています。この流れは、あらゆる分野で進むことでしょう。普通、どんな業界にもエキスパートのような存在がいて、その人を通すことで、物事が進みます。それが—過去の話に。 各業界の中身は「ブラックボックス」です—つまり、素人には、計り知れないもの。だからこそ、実際の費用や値段設定が、消費者にとっては曖昧で、私たちは情報弱者なのです。そんな時代からの脱却が進んでいます。これの一例が個人輸入であり、それの代行サイトでしょう。
August 2019
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今回は、ちょっとしたニュース記事のようなタイトルにしてみました。言いたいことはこうです:ユニドラの仕組みを精査すると、ビジネスで成功するための秘訣に通じるものを感じるのです。現に、Unidru – ユニドラのような個人代行サイトはビジネスとして成功を収めています。ビジネスである以上、消費者や顧客の需要をうまく掴んでいるのですが、それはサービスを提供する上での、基本中の基本にすぎません。今回注目したいのは、その一歩先の話です。 まずは、ユニドラのシステムが、なぜ、うまくいっているのか検討してみましょう。そのポイントは、時代とのマッチです。ユニドラのカスタマーは誰でしょうか?そうです、私たち一般の消費者です。決して大きな企業などではありません。これは非常に面白いポイントです。一般の個人が「輸入に従事しているということ」であり、これが、以前の企業によるものから、個人のもとにまでシフトしている世の中の変遷を物語っています。そして、その流れを先に掴んで、タイムリーに動いて、消費者のニーズを的確に満たしているのです。ここから学べることは、たくさんあります。まずは、時代の流れを先読みすることです。これは、どんなビジネスにも言えること。まずは、今どうなっているのか、ではなく、これからどうなるのかを思考しましょう。 時代の流れを読むのは簡単ではありません。当然です。誰もが、未来を予測したがるもの—だからこそ、占いの類を行う人が、失業しないでいるのです。ただし、未来を「他の人よりも高い確率で」予測するための術やポイントは存在します。例えば、過去を見ることです。歴史は繰り返すと言うように、歴史を特定のタイムスパンで見てみると、それが「色違いの繰り返し」に過ぎないことがわかります。その傾向を把握して、次の繰り返しを予測しましょう。さらに、お勧めなのが、世界をリードする国や地域のトレンドを把握しておくことです。日本には、よく海外のトレンドが流入します。これは日本に限ったことではありません。言語の壁があることにより、トランジションにはある程度の時間がかかりますが、さざ波が立つように、情報は波及します。
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ビジネスモデル—ビジネスの形態を抽象化して、他への転用を容易にしたもの。様々なビジネスモデルを分析することで、共通性を見出すことができ、大きな学びになります。事業を展開したいと人も、単純に経済の仕組みを知りたい人も、是非とも注目しておきたいものです。 ペットくすり(Petkusuri)のビジネスモデルは、「個人」と「海外の製造/販売業者」をつなぐこと。さて、ここから、どのような「壁を越える」話になるのか…乞うご期待です。 海外から物品を輸入したい消費者の気持ちになって考えてみましょう。「さて、日本では〇〇が流通していない!海外から自分で輸入しようじゃないか!」…素晴らしい意気込みです。しかし、その後、手も足も出ない状態に。そうです、誰もが、はじめは初心者。規制、法律、手続き、税金、すべて謎の中の謎。これこそが「壁」との出会いです。多くの人は、このような壁にぶつかった時に、意気消沈して歩みを止めてしまうことです。勉強すれば、自分の力でできないこともありませんが、それなりの時間と労力は必要となるでしょう。そこで、 ペットくすりのような代行サイトの登場です—颯爽とスーパーマンのように。彼の役割は、橋渡し。つまり「壁を越える」お手伝いです。私たちを壁の向こう側に連れていってくれます。 どうでしょうか? ペットくすりが「壁を越える」ビジネスモデルであることは、ご理解頂いたでしょうか?実はこれは、何も不思議なことではありません。特殊な例でもありません。むしろ、あらゆるビジネスで活用されている基本原理なのです。 英語と日本語の翻訳であれば「言語の壁」を超えています。弁護士であれば「法律の壁」を。このようにして、あらゆる業界は壁を越える手伝いをすることで、成立しているのです。何かのビジネスを考案している最中に行き詰まったなら、この指針に立ち返ることをお勧めします。